熱中症には・・・。

Posted at 10/06/16 Comment(0)» Trackback(0)»

今回は熱中症の種類とその症状、そして各措置の仕方についてまとめてみました。

1.熱射病
○ 熱中症の中では致命率が高く、緊急の治療を要する
○ 突然意識喪失に陥ることが多い。
○ 発病前にめまい、悪心、頭痛、耳鳴り、イライラなどがみられ、嘔吐や下痢を伴う場合がある。
○ 体温調節機構の失調、体温の上昇を伴う中枢神経障害が原因と考えられている。
○ 発汗が止まり、熱い乾いた皮膚になり、体温が41℃を越えることもある。

2.熱虚脱
○ 高温環境下での体温の放散により皮膚血流が増加し、脳への血液流が少なくなる。
○ 高温暴露が継続し、心拍数の増加が一定限度を越えた場合に起こる。
○ 全身倦怠、脱力感、めまいがみられる。
○ 意識混濁し、倒れることもある。
○ 血圧は低下している。体温の上昇はほとんどみられない。

3.熱疲はい(熱疲労)
○ 大量の発汗で血液が濃縮することによる心臓の負担増大や血流分布の異常により起こる。
○ 初期には激しい口渇、尿量の減少がみられる。
○ めまい、四肢の感覚異常、歩行困難などがみられるようになり、失神することもある。
○ 頻脈・体温上昇をみることもあるが、皮膚は冷たく湿っている。血圧の異常をみないのが普通である。

4.熱けいれん
○ 大量の発汗による塩分喪失に対し、塩分を補給しなかったことにより起こる。
○ 四肢や腹部に筋肉の痛みを伴い、発作的にけいれんを起す。
○ 作業終了後の入浴中や睡眠中に起こる場合もある。
○ 熱けいれんでは、体温はあまり上昇せず、血圧の変化もないことが多い。

5.措置

熱射病 重症度3度
・・・水や氷で冷やし、すぐに救急車(119)を要請する。      

熱疲はい(熱疲労) 重症度2度
・・・足を高くして休み、水分・塩分を摂りましょう。また自力(熱疲労)で水分・塩分を摂れなかったら、すぐに病院へ行く。   

熱虚脱・熱けいれん 重症度1度
・・・涼しい場所で楽な姿勢をとり、水分・塩分を補給する。

実際には、上記のような状況が出た者がいれば、素人判断よりも即119番をするのが1番の得策ではないかと思います。ただ、熱中症にも種類があり、それぞれ措置が異なることを覚えていれば、緊急時に対応することができるはずです。皆さんくれぐれもご安全に!!

by:なべやん

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