福田総理は、暫定税率を失効させたままだと国及び地方の歳入減の問題があるため、いつまでも失効させたままではいられないとの判断で、なかなか結論を出さない参議院を60日規程により「みなし否決」とし、4月30日にも衆議院で再議決する方針のようです。

この暫定税率を巡っては、各方面で様々な意見があると思いますが、その是非を問う選挙と位置付けられた衆院山口2区補選で、民主党の推す平岡氏が当選、福田総理の政権運営はますます窮地に追い込まれそうです。どうなることやら…

暫定税率の問題は、ガソリン代ばかりが注目されています。しかし、税制関連の一括法案となっており、その中には、宮崎では関連性の高い、焼酎の酒税も含まれているようです。

洋酒との格差を縮めるために焼酎などの酒税が引き上げられる中、中小の蔵元への救済措置として、酒税の25％軽減措置があったようですが、それも暫定税率の期限切れとともに失効しているようです。

宮崎のある蔵元の話ですと、これに伴う税負担が月々80-100万円になるとのことで、現段階では値上げも出来ず、負担が大きくのしかかるとのことです。焼酎の本場である宮崎や鹿児島などにとっては、隠れた大問題のようです。

政策の手法として一括法案があるようですが、私たちにも中身を良く理解する必要があるのでしょうが、今回の場合、ガソリン代ばかりがクローズアップされており、隠れた部分が殆ど話題にされていません。そう考えると一括法案には、問題点があるようですね。（焦点をぼかす手法ですから…。）

どうなるのか…暫定税率!!（復活まであと僅か??）