裸の島

Posted at 13/10/07 Comment(0)»

いつだったか、ついつい見入ってしまったモノクロの無声映画。

手漕ぎ舟と天秤棒で本土から掘っ立て小屋のような住居のある小島まで水を運び、作物に水をやる光景ばかりの映像だったが、不思議と最後まで見入ってしまった。

最後まで見入った理由の1つはこのあとどうなるんだろうと、その展開が気になったからだろうか。 

大きな出来事と言えば、二人兄弟の長男が中学生くらいの年齢だったろうか、高熱で死んでしまったことだ。

悲しい葬儀も終わり、また日常が始まったとき、作物に水をやり始めた奥さんが突然泣き叫びながら作物を荒らし・・・

祭りのときとこのときだけは音が発せられてたと思います。

水をこぼしただけでビンタを食らわすダンナが、このときばかりは何も言わず眉間にシワを寄せ、作業しながら見守っていた姿は印象的でした。

しばらくして奥さんはスックと立ち上がり、またもくもくと作物に水をやっている映像と、瀬戸内の小さな島が遠目で映し出されながら映画は終わります。

1960年というから、今から53年も前の作品です。

しかもこの作品、当時モスクワ映画祭でグランプリをとった作品というからすごい作品なんですね。

さて、何を訴えているか

私なりに考えてみた結論はこうです。

人間が、その置かれている生活環境の中でどう生きていくか、すべて受け止め生きていくことの大変さであったりどうにもならない現実だったり・・・そういう中でどう生きていくかという1つの実例を赤裸々に描写した映画だったと思います。

百聞は一見にしかず

是非ご覧になってください。

見る価値大いにあり! 

です。 

by:フリーマン2

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